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セロトニン5-HT3受容体の拮抗剤、適応は男性のみ
下痢型過敏性腸症候群治療薬「イリボー錠」が発売

2008/10/09
内山 郁子=日経ドラッグインフォメーション

 アステラス製薬は10月7日、過敏性腸症候群(IBS)治療薬の「イリボー」(一般名:ラモセトロン塩酸塩)を発売した。同剤はセロトニン5-HT3受容体の拮抗剤で、適応症は男性における下痢型IBS。剤形は1種類2用量(2.5μg錠、5μg錠)で、薬価は2.5μg錠1錠が86.30円、5μg錠1錠が141.10円。いずれも淡黄色・円形のフィルムコーティング錠だが、2.5μg錠の方が小さく、また錠剤の表面に「イリボー2.5」「イリボー5」の文字が印刷されており、見分けやすい。

 イリボーの主成分は制吐剤のナゼア(0.1mgOD錠)と同一だが、少量投与により消化管運動亢進に伴う便通異常の改善や、大腸痛覚伝達の抑制が期待できるという。ただし、現時点で得られている臨床成績では、女性における有効性が認められず、副作用発現率も高いため、女性に対する投与は認められていない。イリボーの成人男性への用法・用量は5μg/日・分1で、症状などに応じて適宜増減するが、最高投与量は10μg/日。

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