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物おじせず積極的に地域へ。「精神疾患患者の社会生活を支えたい」
あおぞら薬局藤沢店管理薬剤師 成井 繁 氏

「地域の中で、患者がいつでも相談できる存在でありたい」。成井繁氏はそう笑顔を見せる。Photo:陶山勉

 日本病院薬剤師会の精神科薬物療法認定薬剤師の資格を持っている薬局薬剤師は、今、全国で5人。このうち、薬局に勤務しながら取得した第1号は、成井繁氏だ。

 現在は、2018年7月に神奈川県藤沢市にオープンした、あおぞら薬局藤沢店の管理薬剤師として、精神科の薬物療法という専門性を生かしながら、地域での活動の場を広げている。

 例えば18年11月、成井氏は、薬局の健康フェアで、睡眠をテーマにした講演を行った。あおぞら薬局が入居するビルには、精神障害者などを対象にした就労移行支援事業所や、発達障害の小児が通うデイサービスがある。講演にはこうした場所から10人ほどが参加し、精神疾患のある患者と交流する機会になったという。

 ある精神疾患患者では、通っている病院の薬剤部長と成井氏が旧知の仲だったこともあり、患者の同意を得て、病院で行われている治療に関する情報を共有したり、患者が通院している別の医療機関の処方箋に関する情報提供を行ったりするようになった。

 また、就労移行支援事業所では、薬とうまく付き合いながら就労していくことをテーマにした講演の企画も持ち上がっている。「薬局薬剤師としては、精神疾患を持つ患者がいかに社会生活を送っていくかという視点が重要であり、患者がいつでも相談できる存在になりたい」と成井氏は語る。

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