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特集◎新薬続々!潰瘍性大腸炎の服薬指導《4》
チオプリン製剤の副作用を見逃さない

 潰瘍性大腸炎の薬物療法において、薬局での服薬指導が特に重要となるのが、チオプリン製剤だ。同製剤は、核酸の合成を阻害し、白血球などの細胞増殖や蛋白合成を阻害することで、腸管粘膜の免疫異常を調節する。

 我が国では現在、アザチオプリン(商品名アザニンイムラン)とメルカプトプリン水和物(ロイケリン、保険適用外)が使用されており、寛解維持療法において5-ASA製剤単独では寛解維持が困難な難治例や、5-ASAアレルギーの患者などに使用される。

 チオプリン製剤は、潰瘍性大腸炎患者の1~3割程度で使用されており、症状の再燃予防効果は高く、長期間安定して使用している患者が多いが、免疫抑制作用があるため注意すべき副作用が幾つかある(表2)。特に注意が必要なのが、服用開始初期に起こる急激な骨髄抑制(白血球減少や貧血)だ。

表2 チオプリン製剤で特に注意すべき副作用(八木澤氏による)

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