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特集◎「GO!GO!在宅」特別座談会《後編》
在宅に取り組む際のポイントやコツは?

2017/08/31
司会:井田恭子=日経ドラッグインフォメーション

──経営的には居宅療養管理指導費などをきちんと算定しなければなりませんが、一方で患者や家族に負担金や契約の説明をすることが苦手だという薬剤師もいるようです。

新井:契約書にサインをもらうことに戸惑う薬剤師は多いですね。だからといって「取りあえずお試しで」と在宅訪問をスタートするやり方は、有償に切り替えるタイミングが計りにくいのでお勧めしません。訪問前に、ケアマネジャーや医師から「費用は掛かるけど、あなたに必要なサービスだから」と患者・家族に話しておいてもらうとスムーズですね。

池田:私は、先に残薬整理などを行って、患者・家族に薬剤師の仕事をひと通り見てもらった上で、「私たちは毎回来て、503円の仕事としてこんなことをやりますが、どうですか」とお金の話をすることが多いです。

 埼玉県薬剤師会では2014年から在宅業務の初心者向けに講習会を催していますが、その中で契約の取り交わしのロールプレイも行っています。

 薬剤師は契約に慣れておらずハードルが高いと感じるようですが、実は要介護認定者は、通所介護事業所や訪問介護事業所などとの契約時にも同じような契約書を何枚も取り交わしています。医師の指示で訪問するといった違いはあるが、他の介護保険サービスの契約と大きく違わないことを分かってもらえば、患者さんや家族は案外すんなりサインしてくれます。

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