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特集◎分割調剤のススメ《実践編3》
医師の分割指示は服薬状況の確認依頼と捉える

2017/03/17
坂井 恵

ポイント4 報告書を活用して医師の信頼を得る

 分割調剤を行う上では処方医との連携も大切にしたい。長期投薬に不都合があると薬剤師が判断し、分割調剤を行う場合、医師への照会が必要だ。また、後発品の”お試し”のための分割調剤では、処方医に分割調剤をした旨を連絡する必要がある。

 これらは、必ずしも文書による報告である必要はないが、患者同意の上で処方を分割して薬を交付している旨を、処方医に文書で伝えておく方が、後々トラブルにならずに済む。というのも、患者が分割調剤したことを忘れて、「薬が足りない」などと医療機関に問い合わせてしまい、混乱が生じる可能性があるからだ。医師にはもちろん、状況に応じて医療機関の事務スタッフにも、薬局での分割調剤について伝えておくとよい。

 たかだ調剤薬局では、患者に処方箋の預かり証を発行するのと同じタイミングで、処方医に「分割調剤報告書」を提出している(図5)。そこには、「処方箋に書かれた薬の一部(〇日分)を分割調剤しましたのでご報告します」といった文言と、処方箋発行日、患者氏名、「長期保存困難のため」「飲み忘れ防止のための複数診療科合包」などの分割理由が記されている。

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