DI Onlineのロゴ画像

第3回 薬局ツールグランプリ結果発表!
部門賞◆次回処方予定日が分かるポケット式カレンダー
薬局タカサ オアシス柏店(千葉県柏市) 山内 伴紀氏

 「在宅での多職種連携に活躍、お役立ちツール」の部門賞に選ばれたのは、薬局タカサ オアシス柏店の薬剤師の山内伴紀氏が考案、事務員の川野輪春香氏が作成した、次回の処方予定日がすぐ分かるポケット式カレンダーだ。

 使い方は、処方箋を受け付けたら、該当患者のカードを取り出し、2週間分の処方箋であれば、2週間後のポケットに移動させるだけ。訪問スケジュールを検討しやすくするため、施設ごとに色を変えている。

 作り方も簡単だ。市販のお薬カレンダーを縦に切って、裏に厚紙などを貼り、強度を高める。それに、1、8、15、22、29と数字を貼り、網に付けたU字形のフックに掛ける。月が変わるときは、「曜日の位置を移動させ、つるす高さを変えるだけでよい。ここが一番工夫したところ」と山内氏は語る。全ての日を移動させたり、貼り替えなくて済むのが、このカレンダーの最大の特長だ。

 作成のきっかけを山内氏は、「高齢者施設の入所者や在宅患者の次回の処方予定日を、手間を掛けずに一目で分かるようにしたかった」と話す。これにより、医療機関から薬局への処方箋のファクス漏れなどが予定日の当日に把握できるようになった。

 訪問診療に行く日の変更連絡があった場合、処方薬が不足する恐れがないかをただちにチェックできる。もし、急きょ訪問診療が行われた場合は、残薬日数を踏まえて処方日数の変更提案もすぐに行える。そのため、医療機関や施設からは「きちんと管理してくれている」と信頼を得られているという。

 さらに、いつどの程度の処方箋を受けるかを容易に把握でき、勤務シフト表作成の参考になる。加えて、必要な薬剤数を予測しやすくなり、発注業務の効率化にもつながっている。

この記事を読んでいる人におすすめ