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第3回 薬局ツールグランプリ結果発表!
部門賞◆くすりやさんごっこができるこども薬局
かずさ薬局請西店(千葉県木更津市) 川島 彩氏

 かずさ薬局請西店には小児患者が多く訪れるが、散剤や水剤の調剤があると待ち時間が長くなりがちだ。また、「薬を飲んでくれない」という悩みを来局する保護者から何度も聞き、薬剤師の川島彩氏はどうにかしたいと考えていた。あるとき、「子どもはごっこ遊びが好きだから、くすりやさんごっこができるようにすれば、薬にもっと興味を持ってもらえるのではないか」と思いついた。そこで、薬の空き箱や水剤容器など薬局にあるものを使って、いろんな“薬”を取りそろえた。これが、「これが自慢の“おもてなし”ツール」の部門賞を受賞した「こども薬局」が、開局に至った経緯だ。

 子どもによく見られる症状である「せき」「はなみず」「おなか」「ねつ」などの“薬”を用意。さらに、ごっこ遊び用に、薬局でも使用しているスポイトやシリンジ、お薬カップも準備した。

 安全性に配慮し、容器はプラスチック製とした。容器の中には、使用期限切れの薬剤や100円ショップで売られているボンボン、フェルトなどを入れ、空き箱には色紙を貼り、「カラフルになるように心掛けた」と川島氏は話す。ただし、子どもが中身を口にすると危ないので、蓋は開けられないよう全てボンドで厳重に封をした。箱をつなげるときも、ホチキスではなくテープを使うなど、安全には特に気を配っているという。製作時間としては、1日も掛かっていない。

 こども薬局は、キッズスペースにおもちゃや絵本と一緒に置かれ、人気グッズの1つになっている。人形も置いてあるので、人形を患者に見立てて薬を飲ませる子どももいる。「そうして興味を持って遊んでいる子どもは、薬に親近感を持つようになり、実際に薬を飲んでもらいやすくなっているようだ」と、川島氏は語る。

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