DI Onlineのロゴ画像

「マグミットが口の中に残る」との訴え、原因は

2022/06/20
鈴木寛=やまうち薬局相生町店(静岡市葵区)、薬剤師

症例
 83歳、女性、有料老人ホーム入居患者
処方箋
 (1)【般】アリピプラゾール口腔内崩壊錠12mg 1回1錠(1日1錠)
     1日1回 朝食後 14日分
 (2)【般】酸化マグネシウム錠330mg 1回2錠(1日4錠)
     1日2回 朝夕食後 14日分

患者背景
・嚥下困難であり、施設職員が服薬を介助している
・従来、アリピプラゾール(商品名エビリファイ他)の普通錠(粉砕)と酸化マグネシウム(マグミット他)の細粒をスプーン上でおかゆに混ぜて服用させていた
・アリピプラゾールのOD錠や、酸化マグネシウムの錠剤は水で容易に溶解することを施設職員に紹介したところ、「粉よりも錠剤の方が飲ませやすく介護負担が減るのでは…」と好評で、前回よりアリピプラゾールは普通錠(粉砕)からOD錠、酸化マグネシウムは細粒から錠剤へと変更された

著者プロフィール

鈴木寛(やまうち薬局相生町店[静岡市葵区])すずきひろし氏。 2003年に静岡県立大学薬学部卒業後、修士課程、調剤薬局を経て、2014年に株式会社やまうち薬局に入社。薬局勤務の傍ら2021年に博士号を取得、日々“Pharmacist-Scientist”の精神で業務に励んでいる。

連載の紹介

鈴木寛の「患者の話、よくよく聴いてみると」
泌尿器科クリニック近隣の薬局で、外来透析患者への服薬指導の他、個人宅や介護施設の在宅患者への訪問薬剤管理指導も月380件ほど行う鈴木氏。患者や家族、他職種から念入りに情報収集することを心掛けており、鈴木氏が「よくよく聴いた」結果、患者が抱える問題点を発見し解決に至ったケースや、自身の新たな学びにつながったケースなどを紹介します。

この記事を読んでいる人におすすめ