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アトーゼット配合錠へ切り替える際の注意点

2018/08/20

 「ついにコレステロールの薬も合剤が出たんですね」。あゆみさんが手にしているのはアトルバスタチンとエゼチミブの合剤、アトーゼット配合錠のパンフレットだ。「合剤ってブームなのかしら?」

 高血圧や糖尿病といった慢性疾患患者において、配合剤の使用により、服薬アドヒアランスが高まるといった報告がある(Am J Med. 2007;120:713-9.)。脂質異常症の合剤においても同様に期待されているのだろう。

 「こういうポケットサイズの資材って、ついつい胸ポケットに収めちゃうんですよね。そろそろ整理しないと。いや、むしろまず厳選すべきなのかしら……」とつぶやきながら、あゆみさんは資材をまじまじと眺めている。「ユウさん、これってどうしてダメなんですか? エゼチミブ単剤から配合錠への切り替え不可って……」

アトーゼット配合錠切り替え時の留意点(MSDの資料を基に編集部作成)

著者プロフィール

山本雄一郎(阪神調剤ホールディンググループ 有限会社アップル薬局[熊本市中央区])
やまもと ゆういちろう氏 1998年熊本大学薬学部卒業。製薬会社でMRとして勤務した後、アップル薬局に入社。2017年4月にアップル薬局が阪神調剤ホールディンググループの一員に。ブログ「薬歴公開byひのくにノ薬局薬剤師。」を執筆中。2017年3月に『薬局で使える実践薬学』(日経BP)を発刊。2017年4月より熊本大学薬学部臨床教授。

連載の紹介

山本雄一郎の「薬局にソクラテスがやってきた」
薬局で患者さんの何気ない言葉にハッとしたり、後輩からの意表を突く質問に筋道立てて説明できなかったりしたこと、ありませんか? そんな臨床現場に転がる疑問の裏には、薬学の根幹を成す真実が隠れていることも。それらの真実を、「薬局薬学のエディター」を志す熱血薬剤師の山本氏がモノローグ調で解き明かします。

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