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湿布薬「70枚」制限の憂鬱

2016/04/19
富野 浩充
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 「だから、『なんでこんなめんどくさいことになってんだ』って聞いてんだよ!」。午後7時半、薬剤師の高城亜紀は、当直用PHSにかかってきた当直医からの電話の応対に追われていた。「私に言われても……」という思いをぐっと抑え、「オーダーが出せない」と訴える医師にやり方を説明し、「詳しいことはイントラネットに書いてある」と言ったのだが、お気に召さないらしい。

著者プロフィール

とみの ひろみつ氏 東京理科大学薬学部卒。天然物化学専門だったが、研究に挫折して薬剤師として薬局に勤務。その後、薬局勤務を続けながら、ウェブクリエーター、ライターなどとして活動。2004年より千葉県の総合病院薬剤部に勤務し、現在は関連病院に赴任。執筆活動も継続中。趣味は音楽ゲームとプロ野球観戦。

連載の紹介

富野浩充の「当直室からこんばんは」
病院薬剤師として勤務する富野氏が、クスッとできて、時にホロリとし、たまにムカッとしてしまう病院業務の日常を赤裸々に綴ります。薬のことにはほとんど触れない個人のホームページはこちら登場人物の名前は全て架空のものです。内容は事実を元に再構成したフィクションです。

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