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ハイリスク薬(6)
プレタール:頻脈や胸痛の出現に要注意

2010/07/30

 シロスタゾール(商品名:プレタールほか)は、抗血小板剤として繁用されている薬剤です。抗血小板作用のほかに、末梢血管拡張作用も有していて、下肢の血流を改善します。

 ほかに、血管内皮細胞に対する保護作用があるため、出血時間を延長せず、出血リスクが少ないという特徴があります。また、ラクナ梗塞の2次予防(再発予防)効果に、唯一エビデンスを持つ薬剤です。

 適応外では、冠動脈ステント留置後に、血栓による閉塞を防ぐ目的でアスピリンとの併用が行われたり、洞機能不全症候群(徐脈や上室性頻拍を起こす)や糖尿病性神経障害に用いられることがあります。

著者プロフィール

笹嶋勝(日本メディカルシステム株式会社〔東京都中央区〕)
ささじま まさる氏。大学病院でDI(医薬品情報管理)業務の責任者として8年間勤務した後、現在は、薬局チェーン「日本メディカルシステム」の学術部門長として勤務。東京薬科大学薬学部客員教授。

連載の紹介

笹嶋勝の「クスリの鉄則」
過去に自ら経験した症例やDI業務の中で収集した膨大な情報を基に、医薬品を安全かつ有効に使うために必ず押さえなければいけないポイントを整理し、後進の指導に活かしてきた笹嶋氏。本コラムでは、そのエッセンスを「クスリの鉄則」として紹介していきます。

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