この4月以降、いわゆる「ハイリスク薬」の指導に頭を悩ませている方も多いことと思います。日本薬剤師会のガイドラインでは、ハイリスク薬の薬効群ごとに「特に注意すべきこと」がまとめられていますが、これだけでは、具体的に何を確認し、何を伝えればいいのかが、はっきりとはわかりません。
とはいえ、私が『日経DI』5月号のインタビューでも話したように、こここそが薬剤師の腕の見せ所です。ぜひ、みなさんも試行錯誤を繰り返しながら、よりよい「ハイリスク薬の薬学的管理指導」を追求していきましょう。
そんなわけで今回は、数あるハイリスク薬の中でも、伝えるべきことや確認せねばならないことがたくさんある、抗凝固薬のワルファリン(商品名:ワルファリンほか)を取り上げて、私なりに考えた薬学的管理指導をご紹介します。
ご一読いただき、「こういうことも聞くべきだ」といったご意見などがございましたら、ぜひこの記事にコメントとしてご投稿ください。
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著者プロフィール
笹嶋勝(日本メディカルシステム株式会社〔東京都中央区〕)
ささじま まさる氏。大学病院でDI(医薬品情報管理)業務の責任者として8年間勤務した後、現在は、薬局チェーン「日本メディカルシステム」の学術部門長として勤務。東京薬科大学薬学部客員教授。

連載の紹介
笹嶋勝の「クスリの鉄則」
過去に自ら経験した症例やDI業務の中で収集した膨大な情報を基に、医薬品を安全かつ有効に使うために必ず押さえなければいけないポイントを整理し、後進の指導に活かしてきた笹嶋氏。本コラムでは、そのエッセンスを「クスリの鉄則」として紹介していきます。
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