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若さ……なのか?!

2021/04/12

Illustration:ソリマチアキラ

 先日、知り合いの紹介で、ある薬局経営者が訪ねてきた。「折り入って相談がある」と言うから、薬局を売りたいという話に違いないと、ボクは内心ワクワクしていた。現れたのは、40代前半の若き社長とそのアシスタントの男性2人組。「こんちわーっす」と大きな声であいさつしながら、漫才師が舞台に上がるような勢いで登場し、「こんなカッコええ薬局の社長さんに会えるなんて、めっちゃうれしいですわ」と、やたら高いテンションでしゃべり始めた。そして、親の薬局を継いだこと、薬局は処方箋枚数が3000枚/月程度の2軒と診療所門前の1000枚/月程度の2軒があること、その他ヘルパーステーション、アロママッサージサロンを複数店舗経営していること――などを一気にまくしたてた。

 が、一向に本題を切り出さない。しびれを切らしたボクが「今日は薬局の売り買いの話なんですよね?」と水を向けたところ、なんと「うちが譲ってもらいたいくらいですわー」。どうやら店舗を増やす秘策はないか、あわよくば物件を紹介してもらえないかと訪ねて来たようだ。

連載の紹介

薬局経営者奮戦記~社長はつらいよ
17年前に製薬会社を辞めて薬局を開設、現在は関西エリアを中心に25店舗を展開する薬局チェーンのオーナー(非薬剤師)が、薬局の開局・経営にまつわる失敗談、裏話を赤裸々につぶやきます。〔このコラムは「日経ドラッグインフォメーション」で連載されている同名の人気コラムの転載です。本コラムに関するご意見・ご要望は、「お問い合わせフォーム」にてお送りください〕

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