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「服用薬剤調整支援料2」が新設された意味

2020/02/27
孫 尚孝

 2020年度調剤報酬改定では、ポリファーマシーへの対応に関して、「服用薬剤調整支援料2」(関連記事:重複投薬の解消、文書での提案で100点)が新設されます。当社では既に3年前からこの取り組みを実践しており、今回はその成果を紹介します。

 取り組みのきっかけとなったのは、2017年2月に日本医師会が公表した「かかりつけ医機能と在宅医療についての診療所調査」でした。調査結果によると、患者に処方されている全ての医薬品情報(以下、一元情報)を管理できている診療所はわずか19.7%であり、その管理が医師にとって負担の大きい業務であることも併せて公表されました。

 この結果を受けて当社では、薬局から医療機関に一元情報を提供すれば、医療の質の向上や医師の負担軽減につながると考え、調剤後の電話フォローアップ(関連記事: 電話によるフォローアップに想像以上の効果)とともに取り組むことにしました。

著者プロフィール

孫尚孝(ファーマシィ[広島県福山市]医療連携部長)
そん なおたか氏 2001年京都薬科大学薬学部卒業。三重県の薬局を経て03年ファーマシィ入社。在宅推進部長などを経て、15年より現職。厚生労働省の老人保健健康増進等事業や厚生労働科学特別研究などに関わる。

連載の紹介

孫尚孝の「一歩先行く!薬局の創り方」
広島県、岡山県を中心に薬局を運営するファーマシィ(広島県福山市)。同社の医療連携部長として、医療機関・行政との連携や在宅医療の推進などを牽引する孫尚孝氏が、今後の薬局運営に必要なヒントを、現場のエピソードを交えて語ります。

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