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ロラタジンの乳幼児加算はこう乗り切る!?

2018/02/23

 早いもので、この連載も今回でナント50回を迎えることになりました!(パンパ~カパンッ!)これもひとえに皆さんのご声援のおかげです。ありがとうございます。(ペコリン)

 さて、そんな第50回を迎える今回、ついにアレがやってきました!そう、開局1年を迎えた桜井クンの薬局の新規個別指導です。事務的な手続きは社長や桜井クン、事務員さんにお願いしたのですが、気になるのはやはり、個別指導の対象に選ばれた患者さんです……。ということで、個別指導の1週間前に送られてくる患者さんのリストが届いたら、作戦会議をすることにしました。

「あ、関先生!お疲れ様っス!」

「お疲れ様。ついに患者さんのリストが届いたんだね」

「そうなんスよ!でも、見てください。意外と『フツーの処方箋』が多いんスよ」

「『フツー』ね……。そういう処方箋の方が、案外くせものだったりするんだよね……」

「そんな不吉なこと言うのはやめてほしいっス」

「それに、今回は半分の10人分が送られて来ているけど、指導の前日に残りの10人分が送られてくるから、そっちにヘヴィな処方箋が選ばれているかもしれないよね……」

「それもシャレにならないっス……」

 と言いながらも、桜井クンはまだどこか余裕があるようです。

「とりあえず、この10人の患者さんの処方箋と調剤録を探し出して……あとは(1)薬歴、(2)指定日の薬情、(3)指定日のお薬手帳のシール――の3つをプリントするところから作業開始だね」

「ういっス」

「この段階で、もし薬歴に不備が見つかったとしても、ゼッタイに直しちゃダメだよ!

「え?そうなんスか?」

「薬歴を印刷してみると分かると思うんだけど、電子薬歴では、必ず更改履歴が記録されるようになっているんだ。つまり、半年前の薬歴を今日書き換えると、それが全て履歴として残ってしまうので、個別指導の対策のために書き換えた、ということが分かってしまうからね」

「そんな~!そういうことは開局の時点で教えてほしかったっス!!」

 桜井クンがこの1年間、ボクが教えていたことを真剣に聞いていなかった風だったのは、このせいだったのかもしれません……。(トホホ……)

「でも……せっかくだから確認だけでもしてみようか」

「えー?薬歴を書き直せないのに、確認なんて意味ないじゃないっスか」

「ふふふ……。まぁいいから、この患者さんの薬歴を見てみよう」

著者プロフィール

関あきら(ペンネーム):関東在住の薬局薬剤師。管理薬剤師7年目にして個別指導を3度経験。「個別指導は愛のムチ」と割り切って日々勉強中。

連載の紹介

セキララ告白!個別指導
「個別指導」を経験したことはありますか?3度の個別指導を経験した筆者が、個別指導・返戻にまつわる裏話や、ちょっとためになる話を赤裸々につづります。〔本コラムでは、実際の指導記録を一部脚色してご紹介します。本コラムの情報に基いた行動で不利益が生じたとしても、一切責任を負いかねますのでご注意ください。〕

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