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薬歴の調剤報酬点数化はこうして実現した<前編>

2015/08/26

 1974年に日本薬剤師会の常務理事となり2002年に会長職を退くまで30年近くにわたり、先輩方や仲間と一緒に医薬分業の進展、国民のお役に立てる薬局、業界づくりに力を入れてきた。結果、日本の近代医薬分業の基礎的な部分は、この時期に随分、形づくられたと思っている。

 昨今の薬局業界の出来事を見ていると、医薬分業を推し進めていた当時のことを思い出すことが多々ある。今の出来事を考える上で、その成り立ちや過去の経緯を知ると、見方が違ってくることもあるだろう。過去があるから今があることを、過去を知らない若い人たちにも知ってもらいたい。そう考え、このコラムで当時のことを中心に、私の考えを述べることにした。古くて新しい話を皆さんにお伝えしたい。


著者プロフィール

佐谷圭一(日本薬剤師会元会長/アスカ薬局)さや けいいち氏 1961年、明治薬科大学卒業。薬局勤務を経て、63年アスカ薬局(東京都練馬区)開局。74年日本薬剤師会常務理事に就任、95年から98年まで中央社会保険医療協議会委員を務め、98年から2002年まで日本薬剤師会会長。現在は同会顧問。著書に『十文字革命』(薬事日報社)など。

連載の紹介

佐谷圭一の「故きを温ねて新しきを知る」
過去があるから今がある。そして歴史は繰り返される——。院外処方箋発行率が10%に満たない時代から医薬分業を推し進めてきた元日薬会長の佐谷氏が、今の薬局・薬剤師業界で話題になっている出来事について、先人たちの営みを振り返りながら解説します。

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