DI Onlineのロゴ画像

2019年6月5日~23日
メトホルミン禁忌は「重度の腎機能障害」に限定
リウマトレックスの後発品に尋常性乾癬などの効能追加

2019/06/28

 メトホルミン塩酸塩含有製剤の使用上の注意が改訂されました。以前から禁忌とされていた「腎機能障害」が、「重度の腎機能障害(eGFR 30mL/min/1.73m2未満)のある患者又は透析患者(腹膜透析を含む)」に改訂され、さらに「経口摂取が困難な患者」が追加されました。

 また、肝機能患者についても、重度の患者のみが禁忌となりました。なお、メトホルミンの配合薬のメトアナ(一般名アナグリプチン・メトホルミン塩酸塩)、イニシンク(アログリプチン安息香酸塩・メトホルミン塩酸塩)、エクメット(ビルダグリプチン・メトホルミン塩酸塩)は、これまでも重度の患者のみとされていました。

 さらに、併用禁忌に「アルコール(過度の摂取)」が追加され、効能・効果に関連する使用上の注意、用法・用量に関連する使用上の注意、慎重投与、重要な基本的注意等に、中等度の腎機能障害患者に対する注意が追加されました。また、重要な基本的注意に「シックデイ」について注意が追加されました。

 なお、メトホルミン塩酸塩(1日最高投与量が750mgである製剤)、メタクト(ピオグリタゾン塩酸塩・メトホルミン塩酸塩)の警告、高齢者への注意に、注意事項が追加され、記載が統一されました。

著者プロフィール

佐古 みゆき(株式会社システムヨシイ[岡山市北区]データ開発部医療情報2課係長)さこ みゆき氏。2002年システムヨシイ入社。医薬品データベースのデータ登録を行う部署に配属され、医療用医薬品の添付文書と出合う。あらゆる医薬品の添付文書やその改訂情報を隅々まで確認し、製薬企業ごとの表現の違いや記載の曖昧さなどに日々悩みながらデータ化している。オフではゴルフに全力を注ぐ。

連載の紹介

佐古みゆきの「添付文書改訂ウオッチ」
医療用医薬品の添付文書は日々改訂されており、この改訂情報を漏れなくチェックするのは至難の業。そこで、本サイトの医薬品情報データベース「治療薬インデックス」のデータメンテナンスを委託している株式会社システムヨシイのデータ開発部医療情報2課の佐古みゆき氏に、添付文書のどこがどのように改訂されたのかを一覧にしてもらうとともに、特に注目すべきポイントを挙げてもらいます。

この記事を読んでいる人におすすめ