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抗精神病薬投与中の患者にアドレナリン使用可能
ジプレキサ後発品に「抗悪性腫瘍剤投与に伴う消化器症状」の適応追加

2018/04/11

 α遮断作用を有する抗精神病薬(アリピプラゾールオランザピンクエチアピンフマル酸塩ゾテピンチミペロンほか31成分)のアドレナリンに対する禁忌および併用禁忌に、「アドレナリンをアナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く」が追記されました。

 日本アレルギー学会より、α遮断作用を有する抗精神病薬を投与中の患者がアナフィラキシーを発現したときに、第一選択薬であるアドレナリン注射剤を使用できるよう併用禁忌を解除してほしいという要望を受けたものです(日本アレルギー学会のHPはこちら)。

 アドレナリン製剤のうち、エピペン注射液の禁忌および併用禁忌から「ブチロフェノン系・フェノチアジン系等の抗精神病薬、α遮断薬」が削除され、ボスミン注アドレナリン注シリンジの禁忌および併用禁忌には、「ただし、アナフィラキシーショックの救急治療時はこの限りでない。」が追記されます。

 ジプレキサ(一般名オランザピン)は2017年12月、「抗悪性腫瘍剤投与に伴う消化器症状」が適応追加になっていましたが、今回、ジプレキサの後発医薬品にも同適応が追加されました。なお、この適応追加に伴い、薬効分類名に「制吐剤」が追加になっています。

 2018年3月26日~4月3日における主な改訂情報は以下の通りです。

著者プロフィール

佐古 みゆき(株式会社システムヨシイ[岡山市北区]データ開発部医療情報2課係長)さこ みゆき氏。2002年システムヨシイ入社。医薬品データベースのデータ登録を行う部署に配属され、医療用医薬品の添付文書と出合う。あらゆる医薬品の添付文書やその改訂情報を隅々まで確認し、製薬企業ごとの表現の違いや記載の曖昧さなどに日々悩みながらデータ化している。オフではゴルフに全力を注ぐ。

連載の紹介

佐古みゆきの「添付文書改訂ウオッチ」
医療用医薬品の添付文書は日々改訂されており、この改訂情報を漏れなくチェックするのは至難の業。そこで、本サイトの医薬品情報データベース「治療薬インデックス」のデータメンテナンスを委託している株式会社システムヨシイのデータ開発部医療情報2課の佐古みゆき氏に、添付文書のどこがどのように改訂されたのかを一覧にしてもらうとともに、特に注目すべきポイントを挙げてもらいます。

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