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2017年6月3日~6月22日
エビリファイ内用液、後発品により用法に違い
「タカタ」「明治」は白湯や湯冷まし、ジュースなどで希釈せず直接服用

2017/06/27

 非定型抗精神病薬のエビリファイ(一般名アリピプラゾール)の後発医薬品が6月16日に薬価収載されました。内用液の後発品は6社から発売されましたが、そのうち「タカタ」と「明治」については、先発医薬品のエビリファイと服用方法が異なるので注意が必要です。

 エビリファイは「内用液を直接服用する」方法に加えて、「1回の服用量を白湯、湯冷ましまたはジュースなどに混ぜて希釈して使用する」方法も添付文書に記載されています。しかし「タカタ」と「明治」は、内用液を直接服用する方法のみで、希釈しないよう注意を促しています。

 6月16日に薬価収載された後発品の中で、エビリファイと子宮内膜症治療薬のディナゲスト(ジエノゲスト)については、先発品と後発品で適応が異なります。エビリファイの内服薬は適応として、「統合失調症」「双極性障害における躁症状の改善」などがありますが、後発品は「統合失調症」のみです。また、ディナゲストの適応は「子宮内膜症」と「子宮腺筋症に伴う疼痛の改善」ですが、後発品は「子宮内膜症」のみです。

 幾つかのオーソライズドジェネリック(AG)が6月16日に収載されています。胃炎・胃潰瘍治療薬のムコスタ錠(レバミピド)のAGとしてレバミピド錠「オーツカ」が、抗癌剤のティーエスワン配合OD錠(テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム)のAGとしてエスワンタイホウ配合OD錠が、薬価収載されました。ただし、これらは他の後発品に先行して承認されたものではなく、既に後発品がある中での収載となりました。

 また、降圧薬のオルメテックOD錠(オルメサルタンメドキソミル)のAGとして、オルメサルタンOD錠「DSEP」が薬価収載されました。オルメテックOD錠の規格はこれまで、「10mg」「20mg」「40mg」でしたが、「5mg」が新たに追加となりました。オルメサルタンOD錠「DSEP」は当初から、「5mg」「10mg」「20mg」「40mg」の4規格です。なお、AGの発売は9月中旬予定となっています。

 2017年6月3日~6月22日における主な改訂情報は以下の通りです。

著者プロフィール

佐古 みゆき(株式会社システムヨシイ[岡山市北区]データ開発部医療情報2課係長)さこ みゆき氏。2002年システムヨシイ入社。医薬品データベースのデータ登録を行う部署に配属され、医療用医薬品の添付文書と出合う。あらゆる医薬品の添付文書やその改訂情報を隅々まで確認し、製薬企業ごとの表現の違いや記載の曖昧さなどに日々悩みながらデータ化している。オフではゴルフに全力を注ぐ。

連載の紹介

佐古みゆきの「添付文書改訂ウオッチ」
医療用医薬品の添付文書は日々改訂されており、この改訂情報を漏れなくチェックするのは至難の業。そこで、本サイトの医薬品情報データベース「治療薬インデックス」のデータメンテナンスを委託している株式会社システムヨシイのデータ開発部医療情報2課の佐古みゆき氏に、添付文書のどこがどのように改訂されたのかを一覧にしてもらうとともに、特に注目すべきポイントを挙げてもらいます。

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