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2017年5月23日~6月2日
トルリシティの重大な副作用にアナフィラキシー
同種同効薬のリキスミア、ビデュリオン、バイエッタは記載済み

2017/06/08

GLP-1受容体作動薬のトルリシティ

 GLP-1受容体作動薬のトルリシティ(一般名デュラグルチド[遺伝子組換え])の重大な副作用にアナフィラキシー血管浮腫が追加になりました。いずれも海外において因果関係を否定できない症例が確認されたため、日本では対象となる症例は報告されていないもの、追記されました。GLP-1受容体作動薬には、他にリキスミアリキシセナチド)、ビデュリオンエキセナチド)、バイエッタエキセナチド)、ビクトーザリラグルチド[遺伝子組換え]」がありますが、ビクトーザ以外は既にアナフィラキシーおよび血管浮腫が重大な副作用に記載されています。

 5月31日、報告品目が薬価収載されました。疼痛治療薬のリリカプレガバリン)やそう痒症改善薬のレミッチナルフラフィン塩酸塩)」については、これまでのカプセルに加えて新たにOD錠が、「サムスカトルバプタン)」については、これまでの錠剤に加えて顆粒が新規に薬価収載されています。また、気管支喘息治療薬のアニュイティフルチカゾンフランカルボン酸エステル)も収載されました。これは既に収載されているレルベアビランテロールトリフェニル酢酸塩・フルチカゾンフランカルボン酸エステル)のうち、吸入ステロイドが単剤承認されたものです。

 「抗微生物薬適正使用の手引き 第一版」が厚生労働省のウェブサイトに掲載されました。この手引きは主に、外来診療を行う医療従事者、特に診察や処方を行う医師を対象として作成されています。例えば、感冒の治療方法に関しては、ウイルスによって引き起こされる病態であるため、「感冒に対しては、抗菌投与を行わないことを推奨する」と書かれています。また、抗菌薬が処方されなかった患者に対する薬剤師の説明例も記載されています。

 2017年5月23日~6月2日における主な改訂情報は以下の通りです。

著者プロフィール

佐古 みゆき(株式会社システムヨシイ[岡山市北区]データ開発部医療情報2課係長)さこ みゆき氏。2002年システムヨシイ入社。医薬品データベースのデータ登録を行う部署に配属され、医療用医薬品の添付文書と出合う。あらゆる医薬品の添付文書やその改訂情報を隅々まで確認し、製薬企業ごとの表現の違いや記載の曖昧さなどに日々悩みながらデータ化している。オフではゴルフに全力を注ぐ。

連載の紹介

佐古みゆきの「添付文書改訂ウオッチ」
医療用医薬品の添付文書は日々改訂されており、この改訂情報を漏れなくチェックするのは至難の業。そこで、本サイトの医薬品情報データベース「治療薬インデックス」のデータメンテナンスを委託している株式会社システムヨシイのデータ開発部医療情報2課の佐古みゆき氏に、添付文書のどこがどのように改訂されたのかを一覧にしてもらうとともに、特に注目すべきポイントを挙げてもらいます。

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