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2016年10月21日~11月23日
ネシーナの重大な副作用に類天疱瘡が追加
アログリプチン配合薬も対象に

2016/11/28

 ジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP-4)阻害薬のアログリプチン安息香酸塩(商品名ネシーナ)の重大な副作用に、類天疱瘡が追加されました。水疱、びらんなどが現れた場合には、皮膚科医と相談し、投与を中止することなどが求められているため、そうした皮膚症状に注意する必要があります。

 同時に、アログリプチン安息香酸塩を含む配合剤であるリオベル配合錠(一般名アログリプチン安息香酸塩・ピオグリタゾン塩酸塩)と、11月18日に薬価収載されたイニシンク配合錠(アログリプチン安息香酸塩・メトホルミン塩酸塩)の重大な副作用にも、類天疱瘡が追加になっています。

 このほか、消化性潰瘍治療薬のポラプレジンク(商品名プロマック他)の重大な副作用に銅欠乏症が加わりました。国内の栄養状態不良の患者において、銅欠乏に伴う汎血球減少や貧血起こした症例報告が集積されたためです。胃潰瘍以外にも、味覚障害に対する処方も保険審査上認められ、広く使用されています。

 高尿酸血症治療薬のアロプリノールザイロリック他)の重大な副作用には、薬剤性過敏症症候群が追加になりました。薬剤性過敏症症候群に伴い、1型糖尿病を発症しケトアシドーシスに至った例も報告されています。

 2016年10月21日~11月23日における主な改訂情報は以下の通りです。

著者プロフィール

佐古 みゆき(株式会社システムヨシイ[岡山市北区]データ開発部医療情報2課係長)さこ みゆき氏。2002年システムヨシイ入社。医薬品データベースのデータ登録を行う部署に配属され、医療用医薬品の添付文書と出合う。あらゆる医薬品の添付文書やその改訂情報を隅々まで確認し、製薬企業ごとの表現の違いや記載の曖昧さなどに日々悩みながらデータ化している。オフではゴルフに全力を注ぐ。

連載の紹介

佐古みゆきの「添付文書改訂ウオッチ」
医療用医薬品の添付文書は日々改訂されており、この改訂情報を漏れなくチェックするのは至難の業。そこで、本サイトの医薬品情報データベース「治療薬インデックス」のデータメンテナンスを委託している株式会社システムヨシイのデータ開発部医療情報2課の佐古みゆき氏に、添付文書のどこがどのように改訂されたのかを一覧にしてもらうとともに、特に注目すべきポイントを挙げてもらいます。

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