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2016年8月24日~9月2日
イナビルの予防投与が10歳未満も可能に

2016/09/08

 抗インフルエンザ薬のイナビル(一般名ラニナミビルオクタン酸エステル水和物)を予防に用いる場合の用法・用量が追加されました。これまでは10歳未満の小児には予防目的では使用できませんでしたが、今回の改訂により使えるようになりました。具体的には、10歳未満の場合、20mgを単回吸入投与します。また、成人および10歳以上の小児に対する40mg単回吸入投与が追加されました。これまでどおり、20mgを1日1回、2日間吸入投与することもできるので、2種類の投与法からいずれかを選びます。

 スピリーバ(チオトロピウム臭化物水和物)の適応が広がりました。これまで、気管支喘息には重症持続型の患者に限るという条件が付いていましたが、この条件がなくなりました。従って適応は、慢性閉塞性肺疾患と気管支喘息になりました。なお、気管支喘息に対する適応があるのは、ソフトミスト定量吸入器のレスピマットを用いたときのみで、ドライパウダー吸入器のハンディヘラーを用いた場合にはありません。

 オプジーボ(ニボルマブ[遺伝子組換え])の適応に「根治切除不能又は転移性の腎細胞癌」が追加されました。これまでの、根治切除不能な悪性黒色腫、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌に続き、3種類目の癌にも認められました。

 2016年8月24日~9月2日における主な改訂情報は以下の通りです。

著者プロフィール

佐古 みゆき(株式会社システムヨシイ[岡山市北区]データ開発部医療情報2課係長)さこ みゆき氏。2002年システムヨシイ入社。医薬品データベースのデータ登録を行う部署に配属され、医療用医薬品の添付文書と出合う。あらゆる医薬品の添付文書やその改訂情報を隅々まで確認し、製薬企業ごとの表現の違いや記載の曖昧さなどに日々悩みながらデータ化している。オフではゴルフに全力を注ぐ。

連載の紹介

佐古みゆきの「添付文書改訂ウオッチ」
医療用医薬品の添付文書は日々改訂されており、この改訂情報を漏れなくチェックするのは至難の業。そこで、本サイトの医薬品情報データベース「治療薬インデックス」のデータメンテナンスを委託している株式会社システムヨシイのデータ開発部医療情報2課の佐古みゆき氏に、添付文書のどこがどのように改訂されたのかを一覧にしてもらうとともに、特に注目すべきポイントを挙げてもらいます。

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