DI Onlineのロゴ画像

離島薬剤師たちの「リファネット通信」

“子宝の島”だから?気になる小児の誤飲
松下 高士(奄美病院[鹿児島県奄美市]薬局)

2015/04/30

奄美大島の特産品「かしゃ餅」。奄美では5月の節句の時などに食べられます。材料はよもぎの葉っぱと餅粉で、月桃(ゲットウ、ショウガ科ハナミョウガ属の多年草)の葉で包まれています。匂いが強烈で、とても歯ごたえがあります。知らない人が聞くと「かしわもち」に聞こえるかも……。

 奄美大島は連日20℃を超える暑さになってきました。もうすぐ海開きです。ゾニサミドの発汗減少、リチウム中毒の予防、座薬など冷所保管薬の管理など、夏に向けた服薬指導が始まります。

 さて、奄美大島といえば“子宝の島”として有名です。合計特殊出生率を見ると、全国平均1.38%に対し、奄美群島は2.0%を超える地区が数多くあります。徳之島の伊仙町では、なんと2.81%です(2008~12年)。そのため3人兄弟、4人兄弟も珍しくありません。

 そんな奄美に住んでいるからでしょうか、最近発表された小児の誤飲事故のニュースが気になりました。小児の誤飲事故といえば、まずタバコが思い浮かびますが、そのタバコを医薬品・医薬部外品の報告件数が抜いたというのです。

 報告によると、小児の誤飲事故の報告件数は531件で、うちタバコの94件(17.7%)に対し、医薬品・医薬部外品は96件(18.1%)であり、調査が始まった1979年度(昭和54年度)以来初めて、医薬品・医薬部外品の報告件数が1位となったとのことです。詳細は、厚生労働省が公表した「2013年度家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告」をご覧ください。

連載の紹介

離島薬剤師たちの「リファネット通信」
離島の薬剤師が集う「離島ファーマシストネットワーク」(通称:リファネット)のメンバーが、離島医療の現場から薬剤師のやりがい、楽しさを全国に発信します。現在の執筆者はこちら

この記事を読んでいる人におすすめ