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離島薬剤師たちの「リファネット通信」

花粉症シーズン到来、「避粉地」に来ませんか?
松下 高士(奄美病院[鹿児島県奄美市]薬局)

2014/03/19

奄美の花見は既に2月で終わりました。緋寒桜(ひかんざくら)といって、ソメイヨシノとはまた違った哀愁があります。

 スギ花粉症シーズンが到来しました。今年の飛散量は多いのか、少ないのか、そして今日は多いのか、少ないのか、気になるところではないでしょうか。というのも、私も重度のスギ花粉症患者の1人だから(だったから)です。

 スギの木は日本の至る所に植えられていますが、ここ奄美大島にはスギはほとんどありません。天然のスギが自生していないからです。人工的に植えられた人工林はありますが、その面積はかなり小さく、ほとんどないと言ってもいいと思われます。その証拠に、2006年シーズンに奄美市のスギ花粉飛散量を調べたデータによれば、その数値はゼロ! ちなみに同時期の東京は23.1個、大阪市では18.2個でした。

 南の離島は全てスギが自生していないのかというと、そうではありません。縄文杉で有名な「屋久島」には、スギが自生しています。スギの分布は屋久島が最南端だそうです。奄美大島と屋久島は近いように感じられる方もいらっしゃると思いますが、実際は約250kmも離れているのです。

 本土にいたころは、抗アレルギー薬やマスク、メガネは必需品で、調剤室ではティッシュを片手に、涙や鼻汁を拭きながら調剤をしていました。仕事に集中するのが難しく、アウトドアを楽しむこともできませんでした。

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