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「かかる前薬剤師」として予防医療の最前線に

2022/05/25
長塚 健太=中央薬局 旭川中央薬局(北海道旭川市)

 母校の北海道医療大学は、札幌市内から20~30km離れた石狩郡当別町にあります。札幌に出て遊ぶにも時間とお金がかかり、出歩く機会も少なかった薬学部4年生の実務実習直前、SNS(交流サイト)のTwitterで、とある薬学生から声を掛けられました。

 「学校じゃ学べないことを一緒に学びませんか?」

 新手の詐欺かと半信半疑ながらも、何も考えずになんとなく4年間過ごしてきた私は、「6年間学んできたことを、全部生かせないのはもったいないのではないか」と漠然と思い、一念発起。この“怪しい”誘いに乗りました。

 誘いの主は、北海道薬科大学(現、北海道科学大学)の学生でした。会場で様々な年代の学生と、現場で働く薬剤師がディスカッションやグループワークなどを行い、会が終われば、私の得意分野である「夜の部」が始まります。現場の薬剤師とお酒を酌み交わしながら様々な働き方を見聞きし、同じ薬局薬剤師であってもおのおのが千差万別の戦い方をしていることを知りました。

 5年生になり、弟が札幌へ進学したこともあり、私も札幌に引っ越しました。行動範囲が広がり、北海道の薬学生団体として立ち上げた「Pharm*H(ファームエイチ)」の活動で、様々な薬学生、他の医療系学部の学生、そして現場の薬剤師と出会いました。俗に言う“意識高い系”の学生活動ですが、私には活動内容自体より、人との出会いが重要でした。

連載の紹介

これが私の薬剤師ライフ~日経DI selection~
6年制薬科大・薬学部卒の薬剤師たちが自身のキャリアについて語る、日経DIキャリアの好評連載「これが私の薬剤師ライフ~6年制卒50人がキャリアを語る~」からセレクトしてお届けします。これまでのキャリアの中で悩んだことや失敗したことなど自身に影響を与えたエピソードを交えて、どのような薬剤師を目指して日々奮闘しているのかを発信します。

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