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エボラ患者とインフル患者、どう見分ける?

2014/10/10

写真1 セミナーが開催された郡の施設

 10月4日、テキサス州ダラス市で、アメリカでは初めてエボラ出血熱の感染者が確認されました。翌日の10月5日、フロリダ州マイアミ市でも、感染の疑いのある患者が見付かっています。

 エボラ出血熱関連の報道は過熱気味で、医療従事者の間でも「私たちはエボラ出血熱患者を受け入れる準備ができているのか」と不安の声が挙がっています。私の住むフロリダ州ボルシア郡では、7日、郡の緊急事態オペレーションセンターが、郡内のすべての医療従事者を招待し、エボラ出血熱に対するセミナーを行いました。

 このようなセミナーの通知は登録されている医療機関のファックス番号に情報が配信されます。開催まで2日間という短い告知期間でしたが、会場には150人以上の参加者が集まりました。開始直後に参加者全員の自己紹介が行われました。主催者側はもちろん参加者の所属先を把握していますが、参加者同士でも把握するのは、チームとして地域医療に携わる上でとても意義があると思いました。

 それによると参加者は、緊急病棟のドクター、長期療養医療施設のナース、薬局薬剤師、救急診療士、警察官、デイトナビーチ空港警察のスタッフ、航空大学の学校看護士、疫学者、血液測定会社のスタッフ、検死官……と実に様々でした。

著者プロフィール

大野真理子(ウォルグリーンズ・スペシャルティ薬局勤務〔米国テキサス州〕)
おおの まりこ氏○1997年武庫川女子大学薬学部卒業。同大学薬化学研究室嘱託助手を経て、2005年米国フロリダ大学卒業、Pharm.D取得。米国ウォルグリーンズに入社し、07年から16年まで薬局長を務める。15年に経営学修士(MBA)取得。16年フロリダ州にてコンサルタント薬剤師免許取得、同年テキサス州薬剤師免許取得。17年よりテキサス州のウォルグリーンズ傘下のスペシャルティ薬局に勤務。

連載の紹介

大野真理子の「アメリカで薬剤師になる!」
日本の薬学部を卒業後、単身渡米してPharm. D.を取得し、米国の大手薬局チェーンで薬局長を経験、さらにはフロリダ大学で経営学修士(MBA)を取得した大野氏。現在は大手薬局チェーンのウォルグリーンズ傘下のスペシャルティ薬局に勤務する同氏が、米国の薬局や薬局薬剤師の“今”を現地からリポートします。

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