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抗インフルエンザ薬の処方トレンド
イナビル着実に増加、ラピアクタは高齢者の2割に

2015/02/10

 2014/15年シーズンのインフルエンザは、九州を中心に近年にない大流行となった。そこで今回は、抗インフルエンザ薬に焦点を当てて、処方トレンドを分析してみたい。

 調査期間は2012年10月~2014年9月の2年間で、対象期間のデータが全てそろっている92病院、対象患者数約359万人のデータから分析した。

 まずは、調査期間内の性別、年代別の患者数分布を調査した。5~9歳の罹患患者が最も多く、次いで0~4歳、10~14歳と小児患者が多く、男女別では男性の方が女性よりも多いことが分かる(図1)。20代は一旦、患者数が減るが、もう一つのピークが35~39歳にある。

著者プロフィール

中村正樹(メディカル・データ・ビジョン株式会社〔東京都千代田区〕EBM事業部門長シニアマネージャ)
なかむら まさき氏 メディカル・データ・ビジョンにて、病院における薬剤処方実態のデータベース化事業の立ち上げメンバーとして、企画から営業まで携わる。現在、EBM事業部門長として、製薬会社のマーケティング部門や安全性に関わる部門などへの調査提案を行っている。専門は医療データ分析。趣味は祭(御輿担ぎ)と登山。

連載の紹介

中村正樹の「ビッグデータから読む処方トレンド」
急性期病院約200病院、実患者数が1000万人を超える膨大な診療情報を基に構築されている、メディカル・データ・ビジョンの「MDV EBM データベース」。このビッグデータの分析から浮かび上がる、病院における薬剤の処方実態を、データサイエンティストが読み解きます。

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