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【新連載】
薬局でテレフォン服薬サポートを行う意義は?

2020/09/21

 今回から、ナカジマ薬局グループ(札幌市中央区)で行っている「テレフォン服薬サポート」について、コラムを執筆することになりました。日経ドラッグインフォメーション Online(DI Online)の読者の皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。

 2020年9月1日に改正医薬品医療機器等法(薬機法)が施行され、服薬期間中のフォローアップが義務化されました。経口抗癌薬などの高度な薬学的指導を要する薬の増加などを受けて、薬剤師による、服用期間を通じた患者の服薬状況の把握や、薬学的知見に基づく指導の実施が一層求められるようになりました。

 薬局で外来患者のモニタリング業務を充実させるには、様々な工夫が必要です。その工夫の1つとして、ナカジマ薬局グループの全店舗で行っているのが、薬剤交付後に、薬剤師が電話で服薬状況や副作用の有無などを確認する「テレフォン服薬サポート」です。

 テレフォン服薬サポートを始めたのは1980年代に遡ります。当時は、薬は病院でもらうのが一般的でした。病院でもらうか薬局でもらうか以外に何も変わらないのであれば、患者さんの負担が増えるだけで、何のため、誰のための医薬分業なのかということになってしまいます。そこで、「保険薬局の薬剤師にできることは何か」を考えた結果、「お薬を渡した時だけではない。渡した後のフォローをしっかりすることが大切だ」という結論に至り、この取り組みを始めることになりました。

 また最近では、薬剤師による電話でのフォローアップは、薬物治療のアドヒアランスを改善し、死亡率を減少させるということで強く奨励されている1)など、臨床的意義が大きいことも認識されるようになりました。

 私たちもテレフォン服薬サポートについて、(1)効果・副作用モニタリング、(2)効果的な服薬支援、(3)処方支援と多職種連携への貢献――などに有用な手法だと考えています。

著者プロフィール

ナカジマ薬局グループ(札幌市中央区)の薬剤師が交代で執筆します。

連載の紹介

ナカジマ薬局の「実録!テレフォン服薬サポート」
薬剤師が電話で服薬状況や副作用の有無などを確認する「テレフォン服薬サポート」を1983年から実践しているナカジマ薬局グループ(札幌市中央区)。具体的な事例を基に、実践のポイントを紹介します。早川達著・監修の書籍「ゼロから学ぶ薬学管理」(日経BP、2020)の中でも、ナカジマ薬局グループの薬剤師が、テレフォン服薬サポートのノウハウについて執筆しています。

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