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証を極める ステップアップ漢方道場 血お(1)
血おと“血液どろどろ”はどこが違う?

2020/06/22

幸井 俊高(漢方薬局「薬石花房 幸福薬局」代表)




 この日、蓮実の薬局を訪れたのは、35歳の女性Bさん。月経時の出血量が多く、疲労倦怠感や動悸など、貧血症状がある。婦人科で子宮筋腫が複数見付かり、最も大きい筋腫は直径6cmほどだという。「手術を勧められたが、出産したいので手術は受けたくない」と訴えた。さらに詳しく聞くと、

◆月経痛が強く、下腹部に差し込むような刺痛。月経初日は我慢できず鎮痛薬を飲まずにはいられない
◆経血に暗赤色のレバー状の塊が混じる
◆月経前には頭痛が生じ、肩凝りがひどくなる
◆下半身は冷えるが、のぼせやすく、手は温かい。唇が乾燥しやすい。貧血に対して鉄剤を服用している

――との情報が得られた。Bさんの舌をみたところ、表面に青紫色の斑点(瘀斑:おはん)を認めた。温経湯を処方し、1カ月後に受診するよう伝えた。

連載の紹介

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