こんにちは、酒井美佐子です。皆さんは薬局で患者さんから、あるいはご家族やお友達から、「こんなハーブを試してみたいのだけど」といった相談を受けた経験がきっとあると思います。薬剤師は医薬品だけではなく、ハーブやアロマ、健康食品にも詳しいと思われているんだな、と感じる瞬間ですね。
こういう質問には、有効性もさることながら、安全性についてもきちんと調べてお答えしたいもの。そこで役に立つのが、米国ハーブ製品協会(American Herbal Products Association)による「クラス分類」です。同協会では、専門委員会が医学・薬学の文献などからハーブの安全性データを収集して、各種ハーブの安全性をクラス1~4の4段階で評価しているのです。
クラス1に分類されたハーブは、「適切に使用すれば安全」と評価されたものです。ハーブティーとしてよく飲まれている、ジャーマンカモミールやペパーミントはクラス1のハーブです。そして、今回ご紹介するジャスミンも、クラス1に分類されています。
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著者プロフィール
酒井美佐子(特定医療法人財団古宿会 法人医療技術部部長、水戸中央病院[茨城県水戸市])
さかい みさこ氏 1992年東邦大学薬学部卒。同大医療センター佐倉病院、カナダ・アルバータ大学、米・コロラド州立大学を経て、2003年から医療機関内の自然療法部門でサプリメントやハーブ、アロマなどを取り入れた自然療法を行っている。メディカルサプリメントアドバイザー(NHPインターナショナル認定)。

連載の紹介
酒井美佐子の「ハーブ&アロマの知恵袋」
「手足が冷える」「夜なかなか眠れない」といった、患者が薬局で打ち明けるちょっとした悩みの解決に、ハーブやアロマを役立てるコツを伝授します。ご意見・コメントは、ページ下部にあるコメント欄にどしどしご記入ください。「酒井美佐子のメディカルサプリブログ」も好評連載中です。
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