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「ハーブコーディアル」ってご存じですか?

2010/09/06

 こんにちは、酒井美佐子です。残暑厳しい折、皆様はいかがお過ごしでしょうか。今回は、イギリスなどヨーロッパではとてもポピュラーなハーブ飲料、「ハーブコーディアル」をご紹介したいと思います。

 ハーブコーディアルは、旬の季節に採取したハーブの花や葉を、フレッシュな状態でシロップに漬けこんだ濃縮液のことを言います。イギリスでは古くから、家庭での健康管理に、この濃縮液を水で薄めて愛飲してきたのです。

 ハーブコーディアルは、ハーブティーとは全く違うタイプの飲み物です。特徴は、なんといっても甘い!こと。市販のハーブコーディアルの原材料欄(原材料欄には、含有量が多い順に記載されます)を見ると、ほとんどの製品で「砂糖」が「ハーブまたはハーブエキス」の前に来ています。

 「ハーブのシロップ漬け」なのですから、甘いのは当たり前なのですが、知らずに飲んでびっくりしないでくださいね。ですが、この甘さがあるからこそ、子供やハーブティーを飲み慣れない人でもおいしく飲めますし、食事にも取り入れやすいのです。

 ローズヒップ、ジンジャー、エルダーフラワー、ネトル、カシスなど、さまざまなハーブのコーディアルが、日本でも簡単に手に入ります。商品を選ぶときは、そのハーブの効能をある程度参考にするといいでしょう。

 例えば、エルダーフラワーにはフラボノイド配糖体やフェノール酸が含まれ、作用機序は解明されていませんが発汗作用があるため、かぜやインフルエンザにかかったときに飲むとよいとされています。味も、マスカットのような風味でとてもおいしいです。

 ただ、ハーブコーディアルは、いわゆる「メディカルハーブティー」のように具体的な効果を求めるものではなく、健康管理に使うもの。自分にとって、おいしく飲み続けられる味かどうかも考えて、商品を選ぶようにしてくださいね。

著者プロフィール

酒井美佐子(特定医療法人財団古宿会 法人医療技術部部長、水戸中央病院[茨城県水戸市])
さかい みさこ氏 1992年東邦大学薬学部卒。同大医療センター佐倉病院、カナダ・アルバータ大学、米・コロラド州立大学を経て、2003年から医療機関内の自然療法部門でサプリメントやハーブ、アロマなどを取り入れた自然療法を行っている。メディカルサプリメントアドバイザー(NHPインターナショナル認定)。

連載の紹介

酒井美佐子の「ハーブ&アロマの知恵袋」
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