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心に効く、やすらぎのハーブ「リンデン」

2010/05/21

 こんにちは、酒井美佐子です。5月ももう後半、新緑のきれいな季節になりました。通勤や散歩の道すがら、街路樹を眺めているだけで心がやすらぐ気がします。今回は、街路樹として目を和ませてくれるだけでなく、ハーブティーとしても心を和らげてくれる、「リンデン」という樹木をご紹介しましょう。

 リンデン(Tilia europaea)は、シナノキ科の落葉高木。和名は西洋ボダイジュで、西洋シナノキとも呼ばれます。高さは30メートルほど、美しい薄緑色の苞葉(ほうよう、花芽などを保護する小さな変形葉)が特徴で、6月初旬ころに、枝いっぱいに小さな黄緑色の花を無数に咲かせます。

 ヨーロッパでは、昔から村の中心にリンデンの木を植える風習がありました。旅人はこの木の下で深呼吸し、リフレッシュをしていたといわれています。その名残りで、今でもヨーロッパでは街路樹としてよく植えられているのです。

 そして、このリンデンの花や葉は、薬用のハーブとしても古くから用いられてきました。ハーブというと「草花」のイメージが強いですが、リンデンのような樹木の葉もハーブとして使えるのですね。

著者プロフィール

酒井美佐子(特定医療法人財団古宿会 法人医療技術部部長、水戸中央病院[茨城県水戸市])
さかい みさこ氏 1992年東邦大学薬学部卒。同大医療センター佐倉病院、カナダ・アルバータ大学、米・コロラド州立大学を経て、2003年から医療機関内の自然療法部門でサプリメントやハーブ、アロマなどを取り入れた自然療法を行っている。メディカルサプリメントアドバイザー(NHPインターナショナル認定)。

連載の紹介

酒井美佐子の「ハーブ&アロマの知恵袋」
「手足が冷える」「夜なかなか眠れない」といった、患者が薬局で打ち明けるちょっとした悩みの解決に、ハーブやアロマを役立てるコツを伝授します。ご意見・コメントは、ページ下部にあるコメント欄にどしどしご記入ください。「酒井美佐子のメディカルサプリブログ」も好評連載中です。

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