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赤くない!? ローズヒップのお茶の色

2010/03/31

 こんにちは、酒井美佐子です。東京はそろそろ桜が満開になりますが、みなさんのお住まいの地域はいかがですか。この時期、気になるのが「肌の大敵」紫外線。線量がピークとなるのは5月から8月にかけてですが、波長の長い「UVA」は3月から急増します。UVAは皮膚にダメージを与えやすいため、しっかりした対策が必要になります。

 直射日光を浴びた後に、ぜひ補っておきたいのがビタミンC。過剰なメラニンの産生を抑えたり、コラーゲン分解酵素やエラスチン分解酵素の作用を抑制するほか、線維芽細胞に働いてコラーゲンの産生を促す作用もあります。今回は、このビタミンCの補給に役立つハーブをご紹介しましょう。

ローズヒップの別名は「ビタミンCの爆弾」

 ローズヒップ(Rosa canina)は、バラ(ローズ)の偽果。レモンの20~40倍のビタミンCを含有しており、「ビタミンCの爆弾」との別名もあるほどで、ビタミンCのサプリメントの原材料としても使用されています。ハーブの赤色はリコピンの色で、このほか、βカロテン、ペクチン、クエン酸、リンゴ酸、ビタミンEも含まれています。ペクチンとクエン酸、リンゴ酸により、緩下作用と利尿作用がもたらされるとされます。

 含まれるビタミンCの量は、生のローズヒップの場合、総量の0.5~1.7%。100gのローズヒップに、およそ1250mgのビタミンCが含まれています。ただし、乾燥したローズヒップでは、流通・保管の過程でビタミンCの含有量が大幅に減ってしまいます。日本では生のローズヒップを入手するのは難しいですから、ローズヒップはビタミンCを多く含む嗜好品として楽しむのがよいと思います。

著者プロフィール

酒井美佐子(特定医療法人財団古宿会 法人医療技術部部長、水戸中央病院[茨城県水戸市])
さかい みさこ氏 1992年東邦大学薬学部卒。同大医療センター佐倉病院、カナダ・アルバータ大学、米・コロラド州立大学を経て、2003年から医療機関内の自然療法部門でサプリメントやハーブ、アロマなどを取り入れた自然療法を行っている。メディカルサプリメントアドバイザー(NHPインターナショナル認定)。

連載の紹介

酒井美佐子の「ハーブ&アロマの知恵袋」
「手足が冷える」「夜なかなか眠れない」といった、患者が薬局で打ち明けるちょっとした悩みの解決に、ハーブやアロマを役立てるコツを伝授します。ご意見・コメントは、ページ下部にあるコメント欄にどしどしご記入ください。「酒井美佐子のメディカルサプリブログ」も好評連載中です。

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