DI Onlineのロゴ画像

川崎病患者への低用量アスピリン、ウイルス感染症時の休薬は?

2021/08/26
松本康弘(薬剤師)

 小児科の処方箋で扱う薬は抗アレルギー薬、抗菌薬、止痢薬/止瀉薬、喘息治療薬などが多いのですが、時には成人でもよく使う抗血小板薬が出されることがあります。その代表が川崎病です。

 川崎病は乳幼児に発症する急性熱性疾患で、血管炎を主病変とした血管炎症候群です。無治療では約25~30%の割合で冠動脈瘤を合併し、冠動脈瘤内に血栓が形成されやすくなることから、心筋梗塞の危険因子となります。発症早期から免疫グロブリン製剤と抗血小板薬(中用量のアスピリン)が使用されます。熱が無事下がると、その後、低用量のアスピリンが処方されることが多いです。

著者プロフィール

松本康弘(ワタナベ薬局上宮永店〔大分県中津市〕)
まつもと やすひろ氏。1956年生まれ。熊本大学薬学部卒業後、大手製薬企業の研究所勤務を経て、2001年に株式会社ワタナベに転職。最初に配属された店舗で、小児の服薬指導の難しさや面白さに魅せられ、患者指導用のパンフレットの作成などを積極的に行うようになった。小児薬物療法認定薬剤師。

連載の紹介

松本康弘の「極める!小児の服薬指導」
小児科門前の薬局で、小児の服薬指導に日々奮闘する松本氏が、日常業務で感じたことや、子どもに薬を飲んでもらうための工夫の数々を紹介します。明日から使える具体的なノウハウ満載!学会で仕入れた、小児科診療の最新トピックスなども飛び込みで紹介します。

この記事を読んでいる人におすすめ