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液体ミルクと新しい「授乳・離乳支援ガイド」
母乳にアレルギー疾患や肥満の予防効果なしと明記

2019/05/21

 液体ミルクをご存知ですか? 赤ちゃんを持つお母さんたちは、もうご存じかもしれません。

 従来、育児用ミルクは全て粉ミルクでした。粉ミルクは、母乳があまり出ないとき、母乳の飲みが悪いとき、そして何より外出時にとても便利です。でも、溶かすためにはお湯がいるので、ポットにお湯を入れて持ち運ぶ必要があります。また、粉を溶かしたら、今度は冷やす必要があり、結構大変です。

 私は実はこれまで自分でミルクを作った経験がありませんでした。しかし、昨年の暮れに孫が生まれて、久しぶりに子育てに参加しました。孫はなかなか母乳を飲んでくれず、ほぼミルクに依存しています。たまに、外で娘と孫と3人で食事すると、ミルクの調製に一苦労でした。冷ますところがないので、レストランの手洗いに行って、冷ましたりもしました。

 そんな面倒を一気に解決してくれるのが、液体ミルクです。液体ミルクは欧米では以前から普及してましたが、我が国では規格基準がなかなか策定されず、これまで流通していませんでした。しかし、2016年の熊本地震の時に、北欧からの支援物資として液体ミルクが配布されたことで、その利便性が広く知られ、19年3月にようやく販売が始まりました。

写真1 液体ミルクのアイクレオ赤ちゃんミルク(左)と明治ほほえみ らくらくミルク(右)

著者プロフィール

松本康弘(ワタナベ薬局上宮永店〔大分県中津市〕)
まつもと やすひろ氏。1956年生まれ。熊本大学薬学部卒業後、大手製薬企業の研究所勤務を経て、2001年に株式会社ワタナベに転職。最初に配属された店舗で、小児の服薬指導の難しさや面白さに魅せられ、患者指導用のパンフレットの作成などを積極的に行うようになった。小児薬物療法認定薬剤師。

連載の紹介

松本康弘の「極める!小児の服薬指導」
小児科門前の薬局で、小児の服薬指導に日々奮闘する松本氏が、日常業務で感じたことや、子どもに薬を飲んでもらうための工夫の数々を紹介します。明日から使える具体的なノウハウ満載!学会で仕入れた、小児科診療の最新トピックスなども飛び込みで紹介します。

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