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保護者に「急いでいるの!」と言われたら

2017/06/13

 筆者は、DIオンラインの熊谷信先生のコラム「薬剤師的にどうでしょう」をよく拝見しています。その中で、先日、「『急いでいるんだよ!』と患者さんに言われて」という記事がありました。初回来局の患者さんに質問票を渡したところ、「急いでいるんだよ!」と拒否され、それでもお願いして書いてもらったら、質問票は乱雑に書きなぐられ、服薬指導も上の空で聞き、結局お金を投げるようにして帰られたという出来事を紹介されていました。

 小児科診療所の横の薬局で一番忙しいのは、夕方5時から6時半の間です。保護者が仕事を早く切り上げ保育園に迎えに行き、病院に直行するとこの時間帯なのです。病院も混雑していますので1時間待ちは当たり前です。その後で薬局に来られるわけなので、お母さんたちの「一刻も早く家に帰って夕食の準備がしたい」という雰囲気を感じます。そんな状況なので「説明は要らないから、早くお薬をください」というお母さん、「ハイハイ」と言って耳を傾けてくれないお母さんもいらっしゃいます。

 そこで、他の薬剤師はどう対応してるのだろう?と思い、大分県薬剤師会主催の「小児薬物療法認定薬剤師講習会」で、当方の講義の際に参加者にアンケートをしてみました(図)。

著者プロフィール

松本康弘(ワタナベ薬局上宮永店〔大分県中津市〕)
まつもと やすひろ氏。1956年生まれ。熊本大学薬学部卒業後、大手製薬企業の研究所勤務を経て、2001年に株式会社ワタナベに転職。最初に配属された店舗で、小児の服薬指導の難しさや面白さに魅せられ、患者指導用のパンフレットの作成などを積極的に行うようになった。小児薬物療法認定薬剤師。

連載の紹介

松本康弘の「極める!小児の服薬指導」
小児科門前の薬局で、小児の服薬指導に日々奮闘する松本氏が、日常業務で感じたことや、子どもに薬を飲んでもらうための工夫の数々を紹介します。明日から使える具体的なノウハウ満載!学会で仕入れた、小児科診療の最新トピックスなども飛び込みで紹介します。

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