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誤解が多い妊婦さんの葉酸の取り方

2017/02/24

 米国予防医学専門委員会(The U.S. Preventive Services Task Force:USPSTF)は、医学雑誌JAMAの2017年1月10日号の誌上で、赤ちゃんの二分脊椎症を予防するために、妊娠の可能性がある全ての女性に対し0.4-0.8mg/日の葉酸のサプリメントを毎日取ることを奨励する声明を出しました1、2)。ちょうど同じ時期に、日本先天異常学会からも、「葉酸サプリメントの摂取により神経管閉鎖障害の発症リスクを減らしましょう」というメッセージが出されました3)

 神経管閉鎖障害を予防するための葉酸の積極的摂取は、2000年に当時の厚生省(現厚生労働省)からも通知が出されましたが4)、いまだに十分周知されていないようです。小児科診療所の近隣の薬局にいると、妊娠中のお母さんも多く来局されます。そこで、今回は妊婦さんの葉酸摂取について取り上げてみます。

著者プロフィール

松本康弘(ワタナベ薬局上宮永店〔大分県中津市〕)
まつもと やすひろ氏。1956年生まれ。熊本大学薬学部卒業後、大手製薬企業の研究所勤務を経て、2001年に株式会社ワタナベに転職。最初に配属された店舗で、小児の服薬指導の難しさや面白さに魅せられ、患者指導用のパンフレットの作成などを積極的に行うようになった。小児薬物療法認定薬剤師。

連載の紹介

松本康弘の「極める!小児の服薬指導」
小児科門前の薬局で、小児の服薬指導に日々奮闘する松本氏が、日常業務で感じたことや、子どもに薬を飲んでもらうための工夫の数々を紹介します。明日から使える具体的なノウハウ満載!学会で仕入れた、小児科診療の最新トピックスなども飛び込みで紹介します。

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