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インフルエンザの2峰性の発熱

2015/11/09

 今年も年末が近づき、「今シーズンのインフルエンザはどうだろうね?」、「タミフルやイナビルはどのくらい入れておこうか?」などと薬局で話しています。今年からインフルエンザの予防接種が3価(A型2種類、B型1種類)から4価(A型2種類、B型2種類)になります。この変更により値段が上がるので、予防接種を受ける人が少なくなり、もしかしたら流行するかも……と勝手な予想を立てています。 

 さて、最近は抗インフルエンザ薬の進歩のおかげで、発熱しても比較的早く熱が下がるお子さんが増えています。仕事をしていると子どもが病気でもそんなに長く休めません。熱が下がったら、学校や幼稚園・保育園に早く行かせたいのが親の心情ですが、その際に注意しなければいけないのが、学校保健安全法です。

 同法では、インフルエンザに罹患した場合の出席停止期間は、小学生以上では「発症後5日かつ解熱後2日」、小学生未満では「発症後5日かつ解熱後3日」と定められています(図1)。以前は「解熱後2日(小学生未満では3日)」が経過すれば登校・登園が可能だったのですが、2012年4月に基準が改訂され、インフルエンザに罹ったら5日間は休むことになりました(ただし病状により医師において感染の恐れがないと認めた場合はこの限りではない)。

著者プロフィール

松本康弘(ワタナベ薬局上宮永店〔大分県中津市〕)
まつもと やすひろ氏。1956年生まれ。熊本大学薬学部卒業後、大手製薬企業の研究所勤務を経て、2001年に株式会社ワタナベに転職。最初に配属された店舗で、小児の服薬指導の難しさや面白さに魅せられ、患者指導用のパンフレットの作成などを積極的に行うようになった。小児薬物療法認定薬剤師。

連載の紹介

松本康弘の「極める!小児の服薬指導」
小児科門前の薬局で、小児の服薬指導に日々奮闘する松本氏が、日常業務で感じたことや、子どもに薬を飲んでもらうための工夫の数々を紹介します。明日から使える具体的なノウハウ満載!学会で仕入れた、小児科診療の最新トピックスなども飛び込みで紹介します。

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