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かつて市販されていた赤チンを、小さい頃を思い出して実際に自分の膝に塗ってみました。

 今もなお、年に1~2回、高齢のお客さんから尋ねられるのが「赤チン」です。先日も若いスタッフが、「お客さんがアカチンって言っているんですが、アカチンって何ですか?」と聞いてきました。

 小さい頃、擦りむくとすぐに、祖母や母親からオキシドールで消毒され、その上に真っ赤な赤チンを塗られるのが常でしたが、この応急処置は染みて痛く、傷口が赤くなるので嫌だった思い出があります。

 その赤チンが2019年5月31日をもって日本薬局方から削除され、80年の歴史を閉じます(局方収載1939年)。

 また日本唯一の赤チンメーカーが2020年末で生産を終了すると発表し、赤チンは近い将来、幻の液体となります。

連載の紹介

まいにち薬剤師
保険薬局や医療機関、大学、研究機関、製薬企業、医薬品卸などで働く薬剤師に、日々の業務や日常生活を通じて感じたこと、考えたことを、つれづれなるままに執筆いただくコーナーです。さまざまな薬剤師に、単回もしくは不定期に登場していただき、薬剤師の視点から話題を提供してもらいます。このコーナーへの寄稿を希望される方は、お問い合わせフォームから編集部にご連絡ください。

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