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胎児が母親の喫煙に反応し、タバコの臭いを認識している可能性

2015/04/28
清水篤司

 3月24日付の“USA TODAY”オンライン版に、“ Fetuses reacting to moms' smoking”(胎児は母親の喫煙に反応している)という記事が載っていました。この記事のタイトルだけを読んだ段階で、3つのことを知りたいと思いました。1つ目は、折しも、タバコの外箱を規制する「プレーン・パッケージ(PP)」法が豪州や英国、アイルランドをはじめとする国々で導入され、健康被害の実例写真のパッケージへの表示を義務付ける動きも広がる中で、一体どのくらいの割合で、妊娠中に喫煙する母親が居るのかということです。次に、2つ目は、日本における妊娠中の喫煙率についての統計があるのかということと、それがあったとしたら最新のデータはどうなっているのかということ。そして3つ目が、母親の喫煙に対して胎児がどの様に反応し、それをどうやって調べるのかという点です。今回のコラムでは、この3つについて順番に見ていきたいと思います。

米国での妊娠中の喫煙率

 米疾病予防管理センター(CDC)によると、妊娠中の喫煙率は2000年の15.2%から低下はしたものの、05年段階で13.8%だったそうです。今から10年前なので、現在ではもう少し下がっているのかも知れませんが、それでも高いなという印象です。

日本における妊娠中の喫煙率

 こんな統計があるとは知りませんでしたが、厚生労働省の「乳幼児身体発育調査」というものがあり、その中に、1990年、2000年、2010年の妊娠中の喫煙率のデータが含まれていました。

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