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国際認証を受けて見えてきたもの

2019/05/08
らくすりくん

 私の勤務する倉敷中央病院は、2019年2月25日~3月1日までの5日間、Joint Commission International(JCI)の2回目の更新審査を受けました。今回は、このテーマについて話そうと思います。

 JCIは医療機関の国際認証団体です。全世界で1076の医療機関が認証を取得していて、日本では約30の医療機関が認証を受けています。

 倉敷中央病院で初回の審査を受けたのは、2016年です。受審目的は、これから当院が進化する方向を考えた際、JCIを受審することで自分たちの進むべき方向が世界標準に照らし合わせて間違っていないか、“灯台”の役割を果たすと期待してのことでした。

 しかし、実際に受審の準備を開始すると、困難の連続でした。日本国内で同様の審査を受ける際には書類を一式準備すれば済むことが多いのですが、JCIにおいては審査項目の1つ1つに対してポリシー(規程もしくはルール)を制定し、院内においてそのポリシーの徹底的な順守、順守状況のモニタリング、そしてモニタリング結果を受けたポリシーの改善計画の立案と実行が求められます。

 何か1つのポリシーを定めていると、評価調査者からそのポリシーの順守状況を質問されます。「うちの職員は皆、真面目なので守っていると思います」という回答は全く受け付けてもらえません。また、「臨床現場において、その時々の状況に応じて、適切に判断して対応します」も、回答としてNGです。

 それぞれの状況についてあらかじめ定義した上で、個々に対する対応方法を定め、さらにその対応した結果がどうなったかをモニタリングして、個々の対応方法をさらにブラッシュアップしていく──という流れが求められます。

著者プロフィール

らくすりくん(ペンネーム)◎倉敷中央病院(岡山県倉敷市)薬剤部のベテラン薬剤師。

連載の紹介

こちら倉敷中央病院薬剤部です!
病床数1166床の急性期病院、倉敷中央病院に勤務する薬剤師が、イマドキの病院薬剤師の業務、その思いについて語ります。

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