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薬剤師による代行処方、始めてます

2019/02/05
らくすりくん

 最近、医師の長時間労働が問題となり、働き方改革が叫ばれています。そんな中、医師が従来行っていた業務のタスクシフトが起こっています。

 医師の業務は、患者の診察、診断、検査オーダー、処方オーダー、手術執刀からカルテの記入、各種書類作成まで広範囲に渡っています。そこで、他職種で代行可能な業務を他職種に振り分けようという動きが生まれているわけです。

 その代表例として、各種書類作成などの業務を医療事務のスタッフが代行するというものがありますが、当院ではタスクシフトの一環として、入院中の患者さんの処方業務の一部を、病棟薬剤師に移管しつつあります。

 入院中の患者さんが服用している薬がなくなりそうなことに気付くのは、与薬を行っている病棟看護師です。しかし薬がなくなりそうな時に、病棟看護師から医師に処方依頼を行っても、日中は医師が外来中であったり、手術中であったりして、処方が後回しにされ、実際に処方されるのは夜になってからということが多々あります。

 時間外に処方が発生した際には、薬剤師が調剤し、病棟へ薬が搬送され、病棟看護師が配薬準備を行う行為全てが時間外に行われ、影響が多職種へ及ぶことになります。

 このため、一部の処方権限を病棟薬剤師に移管して、病棟薬剤師が医師の代わりに処方を時間内に行うことで、医師の負担を軽減することと同時に、医師以外の職種の業務を時間内に収めることが可能となります。

 ここで、どの範囲の処方まで病棟薬剤師に移管するのかという問題が出てきます。現在、当院では下記の範囲で、代行処方を行っています。

著者プロフィール

らくすりくん(ペンネーム)◎倉敷中央病院(岡山県倉敷市)薬剤部のベテラン薬剤師。

連載の紹介

こちら倉敷中央病院薬剤部です!
病床数1166床の急性期病院、倉敷中央病院に勤務する薬剤師が、イマドキの病院薬剤師の業務、その思いについて語ります。

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