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スタッフ100人以上が在籍する薬剤部から

2018/11/13
らくすりくん

倉敷中央病院のゆるキャラ「らくすりくん」。

 今回より、新しくコラムを執筆することになりました。岡山県倉敷市にある倉敷中央病院で病院薬剤師として20年近く働いている薬剤師です。ペンネームは、当院のゆるキャラの名前を借りて「らくすりくん」。

 DI Onlineの読者は、薬局に勤務する薬剤師が多いと聞いています。ここ数年、薬局薬剤師と病院薬剤師の連携の重要性が、強調されるようになっています。このコラムでは、病院に勤務する薬剤師がどのような業務を行っているのか、日々何を感じているのかなどを紹介していきます。病院薬剤師の仕事を知るきっかけにしていただければ幸いです。

 そして、私と同じように病院や診療所内で働く薬剤師の方々とも、業務に関する情報について、ディスカッションする場になればと思います。ご意見をお寄せください。

 第1回目ですので、まずは、当院の紹介をします。倉敷中央病院は急性期病院で、病床数は1161床、診療科数34、医師数490人、看護師1314人という非常に大規模な病院です。厚生労働省のデータによれば、入院患者数が全国で1番多い施設だそうです。

 そして、薬剤部ですが、薬剤師が95人、事務員30人という大所帯です。薬剤師の平均年齢は34才、年齢分布としては圧倒的に若い人の数が多くなっています。これは新卒採用しかしていないため、1年目の人数が1番多く、その後退職していくに従って、同年代の数が減ってくることが主な理由です。

 薬剤師の出身地も、出身大学も、北は北海道、南は九州まで多種多様です。逆に地元の岡山や倉敷出身者は少数派です。出身地から遠く離れた倉敷を就職先として選んでもらえることは、ありがたい限りです。

 当院の薬剤部の1つの大きな特徴は、今では「絶滅危惧種」である院内調剤を未だ継続していることです。なぜこの時代に院内調剤を行っているのかと、皆さん疑問を抱かれるかと思いますが、それは別の機会に触れたいと思います。

 当院薬剤部で取り扱う処方箋枚数は、2017年のデータで外来・入院合わせて一月当たり4万7315枚、1日当たりにすると約2000枚になります。そのほか、注射処方箋は一月5万6721枚でこちらも1日当たり2000枚です。通常の内服の処方箋は、一度に複数日数分の処方が可能で、平日に処方が偏りますが、注射処方箋は平日だけでなく、土日にも満遍なく発行されています。

 また、入院患者に対して服薬指導や薬剤の適正使用を確認する「薬剤管理指導」は、一月当たり、3441件になります。

 100人以上を超えるスタッフがいる薬剤部ですが、 中の組織は大きく6部署に分かれています。

著者プロフィール

らくすりくん(ペンネーム)◎倉敷中央病院(岡山県倉敷市)薬剤部のベテラン薬剤師。

連載の紹介

こちら倉敷中央病院薬剤部です!
病床数1166床の急性期病院、倉敷中央病院に勤務する薬剤師が、イマドキの病院薬剤師の業務、その思いについて語ります。

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