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調剤基本料が下がり続ける弊害

2020/01/09

 年が明け、気がつけばもう1週間が過ぎました。私にとっては例年になく穏やかな年末年始でしたが、読者の皆さまはどのようにお過ごしだったでしょうか。本年も「薬剤師的にどうでしょう」をよろしくお願いいたします。

 年末年始のお休みが明けますと、来る4月の2020年度調剤報酬改定に向けて中央社会保険医療協議会(中医協)での議論が再開されることと思います。2019年末には当コラムで、調剤基本料について話題にしました(関連記事:「気になる診療所敷地内薬局の基本料の行方」)。

 現在、病院敷地内薬局の調剤基本料(特別調剤基本料)は11点であるため、診療所敷地内の基本料もそれを軸に調整されるのではないかと言われています。また大手チェーンの薬局を想定している調剤基本料に目を向けると、調剤基本料3は16点、同基本料2は26点です。

 (小さな薬局ではありますが)薬局の経営者という立場から言わせていただけば、個人的には調剤基本料は42点(基本料1)でもまだ高くないと感じていますので、調剤基本料2と3は心情的な部分では気の毒だと思います。

 ただ、医療経済実態調査の結果などを見ると、それでももうかっているというのですから、大手チェ

著者プロフィール

熊谷信(薬剤師・ブロガー)
くまがい しん氏 信州大学経済学部を卒業後、自動車ディーラーの職に就くが、「自分で薬局を開きたい」との思いから、社会人入試を経て東邦大学薬学部へ入学。卒業後、くまがい薬局を開局したが、3年4カ月で廃業し、勤務薬剤師に。2014年4月、長野県諏訪市にららくま薬局を開局。

連載の紹介

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」
ららくま薬局(長野県諏訪市)を開設し患者と向き合っている熊谷氏が、日々の業務やニュースから感じ取ったことを現場目線で書きつづります。本人のブログ「薬局のオモテとウラ」も好評連載中です。

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