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いつまで「医薬分業の是非」を蒸し返すのか

2018/07/24
熊谷 信

 やや周回遅れの話題になりますが、7月5日に開催された厚生科学審議会・第4回医薬品医療機器制度部会。既にご存知の方も多いでしょうが、薬局や薬剤師に対する言われようのひどさは目に余るものがありました。日本薬剤師会(日薬)からは副会長の乾英夫氏が、「これからの薬局・薬剤師のあり方等について(意見)」を提げて臨んだものの、複数の委員から「それ以前に、薬剤師や薬局はその役割をきちんと果たしているとは言えない」との意見が噴出。議論に入ることすらできず、言ってみれば“サンドバッグ状態”だったようです。

 しかし、薬剤師がコテンパンに言われる原因は薬剤師だけにあるのでしょうか。もちろん、現状が全て正しいと言うつもりもありませんが、権力闘争の具になっているだけではないのか、また正しい制度設計がなされていないからではないか、と言う思いが消えません。

 この審議会について、特に気になった点を2つ取り上げてみようと思います。

著者プロフィール

熊谷信(薬剤師・ブロガー)
くまがい しん氏 信州大学経済学部を卒業後、自動車ディーラーの職に就くが、「自分で薬局を開きたい」との思いから、社会人入試を経て東邦大学薬学部へ入学。卒業後、くまがい薬局を開局したが、3年4カ月で廃業し、勤務薬剤師に。2014年4月、長野県諏訪市にららくま薬局を開局。

連載の紹介

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」
ららくま薬局(長野県諏訪市)を開設し患者と向き合っている熊谷氏が、日々の業務やニュースから感じ取ったことを現場目線で書きつづります。本人のブログ「薬局のオモテとウラ」も好評連載中です。

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