
Googleストリートビュー撮影用のカメラ
「Googleストリートビュー」をご存知でしょうか。米Googleが提供する地図サービス「Googleマップ」の機能の1つで、地図の道路沿いの風景をパノラマ写真で提供するものです。私は、見知らぬ場所を訪問する際の下調べなどで活用しています。そのストリートビューですが、道路沿いの写真だけでなく、一部の施設では、室内の様子も表示できます。今回は、薬局にストリートビューを導⼊した私の経験を少しお話させていただきます
その前に、室内版のストリートビューをご存じない方のためにもう少し説明いたしますと、このサービス、実際に室内を歩き回っているかのように操作できることが特徴です。言ってみれば、その施設を「バーチャル訪問」できるわけですね。有名どころですと、米国のホワイトハウス、フランスのベルサイユ宮殿の内部なども、ストリートビューで見られます。
日本国内でも、名古屋城などのお城や、京都の鈴虫寺(華厳寺)といった寺社仏閣など、数多くの施設が対応しています。JR東日本が新幹線の車内を公開したことでも話題になりましたね。詳しくは、Googleストリートビューのギャラリーからご覧いただけます。
それでは、私の薬局がストリートビューに対応した時の流れについてご紹介しましょう。まずは、Google認定のフォトグラファーに写真を撮ってもらうことになります。周囲を360度見渡せるカメラを置いて、室内を撮影していきます。所要時間は、カット数にもよりますが、私の薬局の場合は30分程度でした。また、掲載に当たっては費用が必要になりますが、これは数万円で収まりました。一度撮影を行えば、その後の維持費がかからないのもポイントです。