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患者さんの「先発品希望」には罠がある

2018/04/04
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 処方箋のファクスというのはいつも突然に入るものですね。その日も2枚のファクスが入りました。1枚は過去に来局歴のある9歳の子ども、そしてもう1枚は新患で、保険証番号や年齢などから推測するに、その子のお母さんと思われました。

 ファクスを基に、早速調剤の準備に取り掛かります。9歳の子どもの薬歴には「先発品希望」と書かれていました。処方箋の「【般】アンブロキソール塩酸塩錠15mg 3錠」の記載に、引き出しをひっくり返して、辛うじて在庫していたムコソルバンを取り出します。

著者プロフィール

熊谷信(薬剤師・ブロガー)
くまがい しん氏 信州大学経済学部を卒業後、自動車ディーラーの職に就くが、「自分で薬局を開きたい」との思いから、社会人入試を経て東邦大学薬学部へ入学。卒業後、くまがい薬局を開局したが、3年4カ月で廃業し、勤務薬剤師に。2014年4月、長野県諏訪市にららくま薬局を開局。

連載の紹介

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」
ららくま薬局(長野県諏訪市)を開設し患者と向き合っている熊谷氏が、日々の業務やニュースから感じ取ったことを現場目線で書きつづります。本人のブログ「薬局のオモテとウラ」も好評連載中です。

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