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かかりつけ薬剤師指導料を算定しますか?

2016/03/22

 年度末の慌ただしさに加えて、4月1日実施の調剤報酬改定に向け、気ぜわしい毎日が続きますね。届け出をしなければならない内容もいろいろとあり、その準備も必要です。特に、調剤基本料が施設基準と位置付けられたことで、届け出をしない場合には特別調剤基本料を算定することになったのが、今回大きいと感じています。

 4月の調剤報酬改定で話題になっている「かかりつけ薬剤師指導料」については、日経ドラッグインフォメーションOnlineの調査だと、半数以上の薬剤師が算定したくないとの結果でしたが(参考記事「かかりつけ薬剤師指導料『算定したい』は4割弱」)、読者の皆様の薬局はいかがでしょうか。今回は、かかりつけ薬剤師指導料の算定が薬剤師1人当たりどのくらいになるのか、考えてみたいと思います。

 話が横道にそれて恐縮ですが、そもそも論から言えば、かかりつけというのは患者側が「私のかかりつけはこの薬剤師さん」と考えるものであって、薬剤師側から「あなたのかかりつけ薬剤師になりたいのですが」というのは、ちょっと違うように感じます。とはいえ、制度的な面から考えると、恐らく薬剤師側からアプローチするケースも少なくないと思われます。

 そこでズバリ、これをお読みの皆様が「この人にだったらかかりつけ薬剤師の話ができる」という患者さんは何人いるでしょうか。

 やはりある程度の関係が構築できていなければ、「あの患者さん!」と頭にパッと浮かぶことはないですよね。もちろん、患者さんの年齢層や受診している診療科、地域性など薬局ごとに事情は違いますので一概に言えるものではありませんが、何十人、何百人とすぐに候補となる患者さんが出てくる人はなかなかいないと思います。

 かかりつけ薬剤師指導料の算定といえば、もう1つ、調剤基本料の特例除外に該当するケースの数も話題になっていますね。要件としては以下のような内容です。

著者プロフィール

熊谷信(薬剤師・ブロガー)
くまがい しん氏 信州大学経済学部を卒業後、自動車ディーラーの職に就くが、「自分で薬局を開きたい」との思いから、社会人入試を経て東邦大学薬学部へ入学。卒業後、くまがい薬局を開局したが、3年4カ月で廃業し、勤務薬剤師に。2014年4月、長野県諏訪市にららくま薬局を開局。

連載の紹介

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」
ららくま薬局(長野県諏訪市)を開設し患者と向き合っている熊谷氏が、日々の業務やニュースから感じ取ったことを現場目線で書きつづります。本人のブログ「薬局のオモテとウラ」も好評連載中です。

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