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「管理薬剤師って、管理職ですか?」

2015/04/14

 このコラムをお読みの方で、現在、薬局の管理薬剤師をしている人はどれくらいいらっしゃるでしょうか。管理薬剤師すなわち薬局管理者というのは、ご存じのように、各薬局に1人、必ずいなければならないものですので、国内には約5万5000人の管理薬剤師がいることになります。もしかしたら、薬店の管理者(店舗管理者)をしている薬剤師もいらっしゃるかもしれませんね。

 なぜ管理薬剤師の話題かというと、先日、薬局に勤務する友人から、「管理薬剤師というのは、管理職なのだろうか?」という相談を受けたからです。確かに、普通の勤務薬剤師と違って、頭に“管理”と付いていますが、一体どうなのでしょうか。

 医薬品・医療機器等法(旧薬事法)の関係条文を調べてみたところ、主に次のような責務があることが分かりました。

薬局の管理者の責務・遵守事項(一部改変)

・薬局の管理者は、保健衛生上支障を生ずるおそれがないように、その薬局に勤務する薬剤師その他の従業者を監督し、その薬局の構造設備及び医薬品その他の物品を管理し、その他その薬局の業務につき、必要な注意をしなければならない。(法第8条)

・薬局の管理者は、保健衛生上支障を生ずるおそれがないように、その薬局の業務につき、薬局開設者に対し必要な意見を述べなければならない。(法第8条)

・薬局の管理者は、試験検査、不良品の処理その他当該薬局の管理に関する事項を、薬局開設者が備える帳簿に記載しなければならない。(施行規則第13条の2)

著者プロフィール

熊谷信(薬剤師・ブロガー)
くまがい しん氏 信州大学経済学部を卒業後、自動車ディーラーの職に就くが、「自分で薬局を開きたい」との思いから、社会人入試を経て東邦大学薬学部へ入学。卒業後、くまがい薬局を開局したが、3年4カ月で廃業し、勤務薬剤師に。2014年4月、長野県諏訪市にららくま薬局を開局。

連載の紹介

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」
ららくま薬局(長野県諏訪市)を開設し患者と向き合っている熊谷氏が、日々の業務やニュースから感じ取ったことを現場目線で書きつづります。本人のブログ「薬局のオモテとウラ」も好評連載中です。

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