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「安全は文化だ」というコトバは味わい深い!

2013/10/29

 10月11日、日本薬剤師会主催の全国医療安全対策担当者全国会議が東京・四ツ谷で行われました。医療安全というと、どうも堅苦しい話になりがちで、参加前は正直なところちょっと気が進まなかったのですが、参加してみてとても良かったと感じています。

 というのも、内容に目新しさはないものの、医療安全に対する意識という面で、非常に大きな成果が得られたからです。今後、各都道府県で伝達講習会などが開かれるかと思いますが、ぜひ参加されることをオススメします。

 今回、私の心に残ったのは、「安全は文化だ」という言葉です。聞いた時は「ふ~ん、そんなもんかな……」としか感じなかったのですが、時間の経過とともに、スルメのようにかめばかむほど味が出る言葉なのではないかと思うようになりました。

 医療安全といえば、エビデンスやデータが重視されがちな分野ですが、それが文化であるというのは、どういうことなのでしょう? それ以前に、そもそも「文化」って何でしょうか。概念的に分かっているつもりでも、言葉にするとなると案外出てこないものです。

 『デジタル大辞泉』によりますと、文化の定義は、

人間の生活様式の全体。人類がみずからの手で築き上げてきた有形・無形の成果の総体。それぞれの民族・地域・社会に固有の文化があり、学習によって伝習されるとともに、相互の交流によって発展してきた。カルチュア。

著者プロフィール

熊谷信(薬剤師・ブロガー)
くまがい しん氏 信州大学経済学部を卒業後、自動車ディーラーの職に就くが、「自分で薬局を開きたい」との思いから、社会人入試を経て東邦大学薬学部へ入学。卒業後、くまがい薬局を開局したが、3年4カ月で廃業し、勤務薬剤師に。2014年4月、長野県諏訪市にららくま薬局を開局。

連載の紹介

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」
ららくま薬局(長野県諏訪市)を開設し患者と向き合っている熊谷氏が、日々の業務やニュースから感じ取ったことを現場目線で書きつづります。本人のブログ「薬局のオモテとウラ」も好評連載中です。

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